世界食料デーとは・・・


  1981年、世界の食料問題を考える日として国連が制定した日、それが10月16日「世界食料デー」です。世界の一人一人が協力しあい、世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の困を解決してゆくことを目的としています。この日をきっかけとして、自分自身の生活を見直し、少しも世界の人々と共に生きる生き方を実践しようとする人が増やされてゆくことが「世界食料デー」の願いです。日本国際飢餓対策機構もこの趣旨に賛同し、同じ思いを持って協働する全国の人々と共に行動してきました。今年も全国15地域27ヵ所で「世界食料デー大会」が開催されると共に、家庭で、学校で、職場でさまざまな取り組みが成されようとしています。


人間としての尊厳
飢餓と貧困に喘ぐ人々の多くは、物質的な欠乏ばかりでなく、人間としての尊厳をも同時に奪われています。人間として生まれてきたにもかかわらず、まるでそれを否定されるような環境や、極度の貧困の中で様々な搾取の対象として虐げの中に突き落とされています。支援活動がチャリティで終わらないために、そのような方々が生き続けるだけでなく人間としての尊厳をいかに回復していくかが、今日の課題です。日本国際飢餓対策機構 は 、「 善 隣 共 生 」 と いう理念を大切にしています。私たち一人一人が善い隣人となって人々と共に生きていくことを表しています。現地でのパートナー団体との密接な働きの焦点は、そのコミュニティに生きる人々がいかなる環境や状況の中にも絶望する事なく、すでに与えられている潜在的な資源を見出す目が養われ、それを認め活用する人々が育ちその人々によって変革が促される働きです。そのためにもそこに生きる子どもたちの教育は不可欠のものです。教育は与えられた潜在的資源を賢く活用し、次の世代に継続されるために重要な要素です。今年もこの働きを応援してください。そしてご一緒に飢餓と貧困と闘う人々と「共に生きるということ」を考え 、手 を 伸 べ て 行き ま し ょ う 。(啓発事業部:田村治郎)